「 毎日お仕事頑張ってる麻人のためにいつも 早起きして美味しいご飯を作ってるの! もちろんお弁当もセットだよ! 本当は私、朝は弱いんだけど、 麻人のためって思ったら頑張れちゃうの!」 「 麻人! 私の手料理を食べて今日も一日 お仕事頑張ってねっ♪」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ [麻人] 「うん、美味いよ! やっぱり朝はあかねの手料理じゃなきゃなっ!」 [あかね]「あははっ、ありがと♪ いっぱいあるからたくさん食べてね〜♪」 [麻人] 「うん、いくらでも入りそうだよ」 [あかね]「わっ、わわっ♪ 麻人ったらすごい食べっぷりだよ〜〜〜♪」 俺が次々に料理を平らげていく姿を見て、 あかねは優しく微笑んでいた。 このところ色んな事があったから、 こうしてゆっくり食事を取った覚えが無いしな……。 それでなくてもあかねの料理は美味しいんだ。 それら憂鬱な出来事から開放された清々しい気分で 食べるあかねの料理の味は格別だった。 |