「 毎日お仕事頑張ってる麻人のためにいつも
 早起きして美味しいご飯を作ってるの!
 もちろんお弁当もセットだよ!
 本当は私、朝は弱いんだけど、
 麻人のためって思ったら頑張れちゃうの!」

          「 麻人!
           私の手料理を食べて今日も一日
           お仕事頑張ってねっ♪」

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[麻人] 「うん、美味いよ!
      やっぱり朝はあかねの手料理じゃなきゃなっ!」

[あかね]「あははっ、ありがと♪
      いっぱいあるからたくさん食べてね〜♪」

[麻人] 「うん、いくらでも入りそうだよ」

[あかね]「わっ、わわっ♪
      麻人ったらすごい食べっぷりだよ〜〜〜♪」

     俺が次々に料理を平らげていく姿を見て、
     あかねは優しく微笑んでいた。
     このところ色んな事があったから、
     こうしてゆっくり食事を取った覚えが無いしな……。
     それでなくてもあかねの料理は美味しいんだ。
     それら憂鬱な出来事から開放された清々しい気分で
     食べるあかねの料理の味は格別だった。