[フィオラ]「暁さ〜〜〜〜〜んっ」
[暁]「ぶはっ!?」
 暴力的にセクシャル!
[暁]「フィオ! 服が……じゃなくて、あられもない……違う! 待ってくれ、一旦、落ち着かせてくれ」
[フィオラ]「困りますぅ、落ち着かないでください〜〜っ!」
 フィオがもがくと、ゼリー状のそれがたぷんたぷん揺らいで……。  み、見えてしまう、色んなものが!
[フィオラ]「はぷ、はぷっ」
[暁]「どうなってるんだ、こ、これ、昨日のあれだろ? 凶暴化したのか」
[フィオラ]「…………つんつん、ってしてたら」
[暁]「顧みるべきことが色々とある!」
[フィオラ]「反省は後で……ひああぁんっ」
 !? な、なんて声を……。
[フィオラ]「ぬるぬるしますぅ、や、やっ……あ!? そんなこと……」
 悩ましく身悶えるフィオの全身は、ピンクがかって……。  スライムの艶かしい光沢もあって、とんでもないことになっていた。  そもそも、フィオはスタイルがいいし……。
[フィオラ]「ンっ、ん………は、はぁ……っ、や、やぁ……」
 くどいほどにセクシャル!
[暁]「どうすればいい!? 昨日は、どうやってこいつを剥がしたんだ」
[フィオラ]「はっ、そ、そうです、水! 水をっ」
[暁]「水!?」
[フィオラ]「この生物は水分を取り込んで膨張するんです。今まさに、私は水分をじゅくじゅくと……」
[フィオラ]「たぁすけてぇ〜〜〜〜〜っ!!」
 思いのほか、危険な生物じゃないか!
[フィオラ]「炙れば溶けますが死んじゃうので! 核を殺したら、私も殺されてしまいますので!!」
[暁]「水をかければいいんだな!」
[フィオラ]「薄くなったら中からでも破れます。昨日もそうでした」
 水、水……。  くそっ、歩きにくい! 俺め……自覚以上に男子だったか。